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缶詰ができるまで

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材料となるのは、主に「キハダマグロ」。一晩解凍した後、手早く頭と内蔵を取り除き、大きな釜で蒸す。この際、トロと呼ばれる「ハラモ」の部分はやわらかいため、別に蒸す。そして、骨やヒレなどを取り除く。骨のまわりの赤い部分はペットフードとして使用され、良質の白身だけを選別する。新鮮さを保つため真空状態にするには、具をつめた瞬間に蒸気をあてて空気を追い出し、すぐにフタをする。缶の中の蒸気は冷えると水になるため、空間の部分は真空となる。缶の裏側を見ると三つの輪があるが、これは缶を高温で殺菌し冷却する際に、膨らんだりへこんだりしないように形を保つ役割をしている。